2015年10月31日

霧は魔法使い

湖畔の雑木林を歩いていた。

秋も深まり、木々たちは緑の衣から黄色へと少しずつ模様替えをし、肌寒い朝を迎えた。
低い位置から射し込める太陽の光が恋しく感じられ、その温かさにひかれていくようにその季節の中にすっぽりと飲み込まれてしまう。

決して写真写りが良いとは思えないこの場所も、霧が立ち込めて太陽が当たると、普段見る景色とまったく違った雰囲気になる。草も木も葉もイキイキとその季節の中で生きていることが伝わてくるようだ。

縄文時代から流れ続ける長く果てしない時間。
そして地球というとても広い場所。
その中から自分は今こうしてシャッターを押したということに神秘さを感じさせられた。
 
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posted by Yasuji Nakano at 09:27| Comment(0) | 湖畔の夜明け

2015年10月30日

止まった時間

「自然の力ってすごい。」

前回アップした写真と同じ場所で、日にちを変えて行ってみることにした。
暗いうちからカメラをセットして、少しずつ明るくなりはじめた夜明けと向き合っていた。前回とうってかわって晴天で風もない。目の前の景色に目を凝らしていると、時間とともに水が鏡のような明るさを映し出し、空の色と一体となっていく。

同じ場所でもこんなにも違うものかと、自分の目を疑ってしまう。と同時に自然はこんなにも景色を変えることを実感した。

穏やかなこの光景を眺めていると、宇宙と一体となった一つの星としての地球を感じてしまうから不思議だ。何千年も前からこういう景色を展開してきたのだ思うと、そこに時間という計り知れない魔物のようなものを感じてしまう。
縄文の大昔の人間たちも、こうして同じ景色を見たのだろうか。ふと遠い世界に想いを馳せた。

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posted by Yasuji Nakano at 08:11| Comment(4) | 湖畔の夜明け

2015年10月29日

「輝きの素顔たち」

小川原湖をテーマとしてずっと撮影しているが、ライフワークとして撮影しているのが、もう一つある。
青森県在住の工芸家。

青森県内で全国的、世界的に活躍する工芸家たちがいるが、彼らの作品創りに真摯に向き合う人物像を素顔のままに撮影させてもらっている。陶芸家、漆芸家、ガラス工芸家、刃物鍛冶、ねぶた師など、全国的にもトップレベルの方たち。
撮影に当たって、こちらからリクエストをすることなく、あくまでもありのままの素顔にこだわっている。

その中から津軽在住の陶芸家・今井理桂氏を「DigiBook(デジブック)」写真ムービー形式で作った。

BGMが流れますので、ボリュームに注意してご覧だくさい。

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津軽在住の陶芸家・今井理桂(りけい)氏。
釉薬(ゆうやく=うわぐすり)を一切使わない自然釉という技法で「千年の時を経ても、なお輝きを失わない、生命力あふれる焼き物」創りに挑戦し続けています。
1年を超える時間をかけて、「非演出の絶対スナップ」で本人の素顔を最大限に引き出せるように臨みました。




 
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posted by Yasuji Nakano at 08:12| Comment(0) | 輝きの素顔たち


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