「自然の力ってすごい。」
前回アップした写真と同じ場所で、日にちを変えて行ってみることにした。
暗いうちからカメラをセットして、少しずつ明るくなりはじめた夜明けと向き合っていた。前回とうってかわって晴天で風もない。目の前の景色に目を凝らしていると、時間とともに水が鏡のような明るさを映し出し、空の色と一体となっていく。
同じ場所でもこんなにも違うものかと、自分の目を疑ってしまう。と同時に自然はこんなにも景色を変えることを実感した。
穏やかなこの光景を眺めていると、宇宙と一体となった一つの星としての地球を感じてしまうから不思議だ。何千年も前からこういう景色を展開してきたのだ思うと、そこに時間という計り知れない魔物のようなものを感じてしまう。
縄文の大昔の人間たちも、こうして同じ景色を見たのだろうか。ふと遠い世界に想いを馳せた。
2015年10月30日
止まった時間
posted by Yasuji Nakano at 08:11| Comment(4)
| 湖畔の夜明け
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自然て正に一期一会ですね、同じ場所でもその時見た風景は二度と
見られないのですから・・・・・中野さんのこのお写真だって2秒後
には魚が湖面を揺らすかも知れないのですから。
人間がその素晴らしさに立ち会えるのもその方の努力だったり運だっ
たり、素晴らしさを見抜く感性だったり・・・・・いろいろな条件が
重なって生まれるのかも知れませんね。
太古の人も似た風景は出逢ってても同じではないと思いまする・・・
世界で活躍している様子をとても嬉しく思います。
考えてみれば写真ってちょっと不思議な気もします。
何千年、いや何万年と流れ続けている時間の中から、250/1秒とかの時間を止めて写し取るのですから。
その瞬間時間を見抜く眼力はやはりその人の感性と言えるでしょうね。
そして、その感性はその人の性格や、感情そして人生経験などから生まれるのかもしれません。
だからみな違う写真が出来、それがまた面白さとなっているのかもしれませんね。
ありがとうございました。
ご無沙汰しています。
また、あおさんのお人柄が滲み出た素晴らしい写真の空間に出会えて感激しています。
日常の暮らしの中で、齢を重ねる毎に、昔は当たり前であったろう歳時の見方が
なんと贅沢なことでしょうと感じるようになりました。
旬の瞬に心を躍らせる気持ちだけは持ち続けたいです。
ありがとうございました^^
そうですね、考えてみれば歳時もそう言えますよね。もっと角度を変えて考えてみると昔と今ではどちらが幸せなのだろうか、と考えてしまうことがあります。では、人間の幸せとは何??、、と、いつも思考回路がループを描いてしまいます。
感動する心は忘れないで持ち続けたいですね。
ありがとうございました。