2016年01月05日

木陰のシルエット

この湖に4年間という時間をかけて「小川原湖の写真はもう撮りつくした」と思いながらも、足を運んでみると、どういうわけかまた新しいシーンが見えてくる。

6月中旬、陸揚げされて次の出番を待つ一艘の船。
この湖ではめずらしく大型の船で、ちょうど昇ったばかりの朝の光をうけて美しいシルエットを描いている。

手前には長い時間を重ねたクリの木がその葉を広げ、空は眠たそうな雲の覆われながら夜明けの赤褐色に染めあげられた。

日中だと見逃してしまいそうなこのシーンも、夜明けのこの時間帯はどこか温かみのある別世界を創っていた。

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posted by Yasuji Nakano at 13:09| Comment(0) | 湖畔の夜明け

2015年12月09日

静寂(しじま)

日の出前の青色に染まった世界。通い慣れたこの場所だが、きっと何か新しいシーンが見られるかもしれないと期待しながら、あたりを見回していた。

この湖で漁をする漁師たちが仕掛けた網が静かに佇み、手前には敷いたブロックが現れているだけで、ほかには何も無い。だがこの日は風もなく、湖面が鏡のように優雅なその世界を映し出していた。

いや、朝に限らずこの小川原湖は不思議と波がたたないことが多いようだ。だから、冬になってもしぶきで湖岸の木々が凍る「しぶき氷」は目にしたことはない。
心静かに神秘的で、特有の美しさがあるようだ。

 
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posted by Yasuji Nakano at 17:13| Comment(0) | 湖畔の夜明け

2015年12月04日

雲のカーテン

もう何度もこの小川原湖の夜明けに向き合ってきたが、この日の朝はいつもとは違っていた。
空が真っ二つに割れていた。
 北から覆いかぶさるように伸びた低い雲がだんだん南へと移動し、まるで雲のカーテンのように空を塞いでいった。
ちょうどそこへ朝日が昇りはじめるとその雲を赤く染め、見たこともないドラマティックな光景を描いた。

私はこの宇宙規模の壮大なシーンと対峙しながら、自然の偉大さを実感するとともに、自然が創り出す美しさに包まれた。

寒さが厳しくなりはじめた11月5日の朝だった。

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posted by Yasuji Nakano at 15:42| Comment(0) | 湖畔の夜明け


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